クリスタル・パレス×フラム(プレミアリーグ現地観戦)ロンドン、セルハーストパーク

2024年11月9日(土)

プレミアリーグ第11節

クリスタル・パレス×フラム

を観戦してきた。

セルハーストパークはロンドン南部、

ちょうど3つの駅の真ん中辺りに位置し、

どの駅からも徒歩10分〜15分程度で行くことができる。

(Thornton Heath, Selhurst, Norwood Junction)

どうやらこの日はNorwood Junction駅が閉鎖されていたようで、

今回はClapham Junction駅経由で、セルハースト駅で下車した。

鉄道事情に詳しいわけではないけど、

おそらくサザン鉄道と呼ばれるもの。

どうやら快速も走っているらしく、

行きは各駅停車、

帰りはセルハースト駅から乗り、

Clapham Junctionまでノンストップだった。

電光掲示板に停車駅が表示されるので、

よく見て乗れば間違わないはず。

ちなみに、オイスターカードが使えます。

駅から徒歩で10分程度。

住宅街のど真ん中にスタジアムがあるのは、

もう驚かなくなってきた笑。

が、セルハーストパークはさらにワンランク上で、

ゴール裏に沿うように(同じ敷地内に)住宅が建っている。

ファンゾーンはキックオフ3時間前にオープン。

中に入るにはスタジアムのチケットが必要。

ビールやソフトドリンク、ホットドッグやバーガー等軽食が売っている。

ネームプリントコーナーもあり、

横でビールを飲みながら

誰のユニフォームネームが多いか観察していた。

やはり、エゼが圧倒的に多い。

しかし、絶対的エースは残念ながら怪我のため、

この試合は欠場予定。

キックオフ2時間前にゲートオープン。

ゲートはタッチ式になっており、

QRコードをスキャンするデバイスが見当たらない。

スタッフが何か言っているが、早口すぎて全くわからない。

結局、他のスタッフが来てくれて解決。

タッチ式デバイスに窪みがあって、

その中にスキャンデバイスがあったのだ。

iPhoneでQRコードを表示させて、窪みに差し込んで認証完了。

メインスタンドは一層式で、

屋根が大きく前に張り出しており、

上の方の席からはモニターを見ることができない。

(メインスタンドから向かって左側のゴール裏に、モニターがあったと思う)

柱もある造りが、歴史を感じさせる。

開場1924年ということで、

今年で100周年。

収容人数は25,000人あまりだ。

クリスタル・パレスのオーナーは、アメリカの投資会社の会長ということもあってか、

アメリカンスポーツのような演出を所々に感じる。

試合前の「ファイヤー」とかハーフタイムのチアダンスとか。

リメンバランスDay間近ということで、

お馴染みのポピー&ラッパセレモニー。

クリスタル・パレス

ヘンダーソン

チャロバー ラクロア クライン

ムニョス デヴェニー ゲーイ ミッチェル

鎌田 サール

マテタ

レノ

テテ アンデルセン バッシー ロビンソン

ペレイラ ベルゲ スミスロウ

イウォビ ヒメネス ネルソン

昨シーズンまでパレスでプレイしたアンデルセンは、

ホームサポーターから概ね歓迎されている様子。

(移籍が円満に完了しないとブーイングを受ける)

好調フラムはパレスのプレスをうまく回避し、

試合を有利に進める。

イウォビのドリブルが良いアクセント。

ロビンソンの攻撃参加もタイミングが良い。

パレスはボールを奪ってもパスがなかなか繋がらないが、

たまにマテタにボールが入った時はチャンスになる。

28分、鎌田のコーナーキックからゲーイのヘッド。

自分の席からは一瞬ゴールに入ったように見えたが、

惜しくも横に逸れていた。

44分、DFに当たったボールをマテタがヘッド。

が、アンデルセンがギリギリの所でクリアし、

先制ゴールにはならず。

逆にアディショナルタイム、ラクロアのパスがカットされ、

最後はスミスロウに決められる。

パレスは一番取られてはいけない時間帯に、

一番してはいけない形で失点してしまった。

ハーフタイムにはフラムサポーターの子供が、

パレスのマスコットとPK対決。

ゴールを決めるとフラムサポーターエリアへ向かって走り出し、

みんな各々のゴールパフォーマンス。

(アンリのようなスライディング、弓矢パフォ、C・ロナウドの、背中を向けてジャンプ等)

スタンドもしっかり「ヴー」と声を出し応える。

こういう雰囲気、本当に良いなと思う。

後半からパレスは、選手の並びを変えてきた。ゲーイが本来の左CB、

クラインが右WB、

ムニョスが一列前に出て、

鎌田が中盤のディフェンシブな位置へ。

欠場者の多いパレス。

手探り状態なのがわかる。

62分、ドゥクレがアンカーの位置に入り、

パレスは5-3-2のような並びになる。

だがこれが裏目に出たか、次々とフラムにチャンスを作られる。

76分に鎌田が退場。

味方のパスがズレたのをカバーしようとスライディングした足が、

相手の脛に入ってしまい、

少しアンラッキーではあった。

83分にカウンターからハリーウィルソンが追加点。

アディショナルタイムに、アダマのクロスからハリーウィルソンが2点目かと思われたが、

VARチェックでハンドとなり、ゴールは認められなかった。

結局、このまま2-0で試合終了となった。

下位に低迷するパレスの原因は何なのか。

監督交代が噂されてもいるが、

そもそも戦力が整っていないように感じた。

特に、両サイド。

どちらも単独で突破できるようなタイプではなく、

パスやクロスが特段上手いわけでもない。

正直、長所が見えにくい。

昨年までなら守備で頑張って、

攻撃は前の3人だけで完結して、

うまく勝ち点を拾っていた印象だが、

オリーセは移籍し、エゼは欠場。

マテタは身体が強く迫力があるものの、

シュートやゴール前の嗅覚はあまり期待できない感じ。

フィニッシュの部分で違いを見せられるプレーヤーがセンターにもサイドにもおらず、

鎌田がボールを持って展開したところで…

となってしまう。

そもそもこの試合、鎌田のボールタッチは少なく、

ミスも多かった。

おまけに、一発レッドカードで退場までしてしまった。

監督のせいだけではないとは言え、

現有戦力でなんとかするのが監督の力量。

戦い方を変えないと、このまま降格真っしぐらな気がする。

ヘンダーソンのファンセーブがなければ、

さらに2、3失点していただろう。

チーム全体が未だ不調で、ホームサポーターにとっては残念な試合になってしまった。

一方、フラムは個性がガッチリ噛み合って、

今後も期待できさうです。

帰りのセルハースト駅は大混雑。

駅の入り口が狭いので、なかなか中に入れない。

駅へ到着してからプラットフォームへ上がるまで、

およそ20分。

電車内も大混雑だったが、

ノンストップだったため10分ほどでClapham Junctionへ到着。

事前に地図で見ていたイメージでは、

ロンドン中心部から少し離れていて行きづらそうに感じていたが、

各駅停車でも20分程度、駅からスタジアムまでも近いので、

アクセスについては問題ないと思います。

一方、問題大アリなクリスタルパレス、残留目指して頑張って。

クリスタル・パレス×フラム(プレミアリーグ現地観戦)ロンドン、セルハーストパーク」への1件のフィードバック

  1. nami3348 さんの発言:

    最近のプレミアの試合はクララさんがスタンドのどこかにいると思うといつもとは違った景色に見えてきて✨️一段と楽しいです(^-^)

    返信

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