ヘルシンキからストックホルムへ、
夜行フェリーで移動しました。
タリン(エストニア)へ行く際も利用した
タリンクシリヤラインを利用。
ただし、その時とは違う乗り場で
オリンピアターミナルという港から乗船します。
ヘルシンキを17:00に出発し、
ストックホルムには、翌日の10:00に到着します。
今回の船は「セレナーデ号」。
料金は日によって変動します。
自分は安かった日曜日発の便を選び、
最安値のキャビンは70ユーロと少しでした。
キャビンクラスも色々種類があり、
スイートのような高級なキャビンには、
大きなベッドが置いてあったり、
海側に窓が設置してあったり。
事前にオンラインチェックインを済ませておき、
ターミナル設置の機械でセルフチェックインをすると、
乗船カードが発行されます。
そして、そのカードが自分のキャビンのキーになっています。
自分はもちろん、一番安いキャビンCを購入。
しかし、チェックインの際に、
キャビンBに無料でアップグレードされました。
おそらく、乗船人数が少なかったからでしょう。
キャビンBは定員4人。
2段ベッドが2つ設置されています。
今回は、この部屋を1人で利用しました。
シャワーも室内にあります。
室内に窓はありませんが、
キャビン内では寝るだけの予定だったので問題ありません。
キャビンが並ぶ様は、さながらホテルのよう。
7階部分はメインロードになっており、
レストランやショップが立ち並びます。
日本人に人気の(?)マリメッコも。
その下のフロアは、イタリアンレストラン、ブッフェ、
そして、品揃え抜群の免税店。
化粧品、香水、そしてワインやビール等、
種類豊富に揃っていました。
やはり、さすが、
船内にサウナもありました。
レストランは基本的に、高級そうなお店ばかりで、
1人50ユーロは必要になりそうです。
自分は事前に用意しておいた食事で軽く済ませ、
せっかくなので、パブで1杯だけビールを飲みました。
アイリッシュエールということで、ギネスに似た感じ。
ガス(?)を充填して注いでくれるので、
注いだ直後は泡だらけになりますが、
少し時間が経つと、液体部分と泡が分離してきます。
それを待ってから一口。
これも、ギネスと同じですね。
その他、ダンスやバンドのショーも無料で見られますが、
正直、それがメインというよりは、
その場で誰かとお酒を飲みながら楽しむ、というような感じです。
クラブもあり、カラオケタイムも設定されています。
北欧エリアではカラオケが割と人気があるみたいで、
実店舗もいくつかありました。
日本の、個室になっているカラオケではなく、
クラブやパブのような、ワンフロアの中で歌う。
スナックの巨大版みたいなシステムと言えばいいでしょうか。
11月なので、17:00の出発の際には完全に日は暮れていました。
夜が明ける頃には、スウェーデンの群島のあたりまで到達しており、
それらをくぐり抜けるようにストックホルムへ向かいます。
ストックホルムの港に到着。
ここから地下鉄の駅まで10分以上歩きますが、
高架橋のようになっており、歩きやすいです。
中心地までも、地下鉄で10分程度しかかかりません。
移動と宿泊を兼ねた、貴重なフェリー体験ができました。
料金的にも、ホテルに泊まるより安いのではないでしょうか。
実は、バルト海は海水濃度が低く、
船体のダメージが少ないので、
船のメンテナンス費用が安く済むとか、
免税店の売上がかなりあるので、
それで十分、収益が見込めるとか。
そんな事情があって、この価格が実現しているらしいです。