ロンドンに滞在中、ポンド£旧紙幣を新紙幣に両替する機会がありました。
イギリスでは、新紙幣に移行した後、
古い紙幣が使用できなくなる期限が、
日本に比べ早いみたいです。
2022年9月にエリザベス女王が死去したことで、
徐々に最新紙幣の流通が始まっているみたいです。
1世代前となるエリザベス女王の紙幣は引き続き、
当面の期限なく使用できるみたいです。
ですが、そもそも私が持っていたのは、
もっともーっと古いものです。
というのも、私の親が昔ロンドンに住んでいたことがあって、
その時のものが残っていたのです。
今回、私が渡英するにあたって、
「両替しないと使えないけど、よかったら持っていきな」
と40ポンドを渡してくれたのでした。
さて、トラブルは滞在先のシェアハウスでたまたま一緒になった、
ドイツ人女性と食事をしに行った際に発生しました。
ちょうどチェックインのタイミングがほぼ同じになり、
「僕も今着いたところなんだ」と話しかけ、
その時はそれで終わりました。
約5分後、私の部屋をノックする音が。
すると、さっきのドイツ人女性。
「電源の変換コネクタを持ってくるのを忘れてしまって、
スマホの電源が今にも尽きそうなの。」
私は各国のプラグに対応したマルチプラグを持っていたので、
貸してあげることに。
結局、彼女はホストに連絡して、
変換プラグを貸してもらえることに。
これをきっかけに会話をすることになって、
「今夜予定がなければ、一緒にディナーに行きませんか?」
と思い切って誘ってみました。
「女性を食事に誘う」より、「日本人以外を食事に誘う」ことに
思い切ったのは、言うまでもありません。
「インド料理が食べたい」というので、
2人で近くのレストランを探し、行くことに。
私は流暢に英語を話せるわけではないですが、
せっかくの機会と思い、頑張りました。
思いの外、会話は弾みましたが、
英語での会話に集中しすぎて、料理の味はあまり覚えていません笑。
(美味しかったです)
会計の際にトラブル発生。
なんと、現金しか使えないとのこと。
ここまで、
ロンドン→ヘルシンキ→ストックホルム→そして再びロンドン
と周ってきて、
カード払いしかしてこなかったので、
すっかりその発想を忘れていました。
結局、2人の持分を合わせても足りなく、
不足分は翌日に持って来るということで了承してもらいました。
お店の人も不満な態度は見せず、
「全然いいよ」的な対応をしてくれたので助かりました。
(そもそも、旧ポンドを持っていることをすっかり忘れていて、
帰り道で「そういや俺、部屋に旧ポンドあるわ!」
と気づいたのでした。)
「ところで、2人はどういう関係?」
そりゃそうですよね笑。
日本人のおじさんと20代のドイツ人女性。
しかも、インド料理屋ですから、
興味を持たれたのも無理ありません。
こうして、「旧紙幣を新紙幣に両替しに行く」というミッションが、
強制発動されたのでした。
後編へ続く。