スーパーでは買えない、スウェーデンのアルコール販売事情

スウェーデンでは、

普通のスーパーではアルコールが売られていません。

正確には、度数3.5%未満のものはスーパーやコンビニで購入することもできますが、

それ以上のものは、国が管理する公社のような扱いのお店でしか

販売、購入ができないようになっています。

緑のロゴが目印の「システムボラーゲット」(Systembolaget)

ここが一般的なアルコールを販売している、唯一のお店です。

店舗によりますが、平日は18時、遅くても19時まで、

日曜、祝日は開いていません。

(都市部では開いている店舗もあるとのこと)

日本のコンビニレベル、とまでは言えませんが、

店舗数は多く、街中に点在しているので、

見つけるのは困らないと思います。

さすが唯一の販売店、専門店というだけあって、

品揃えは凄いです。

ビール、ワイン、シードル、各種蒸留酒等、

思い付くものは全て揃っている印象。

ビールの種類もラガーからエール、

日本では、いわゆるクラフトビールと呼ばれるようなものまで幅広く、

スーパードライや一番搾りも売ってました。

公社のような扱い、ということで、

価格競争が働かないのではないかと心配でしたが、

ビールなら1缶200〜300円から買えるものもあり、

特段、高いという印象はありませんでした。

種類豊富なだけあって、

高級なビールも置いてありました。

物価が高いと言われる北欧ですが、

これだけ買って850円ぐらいだったので、

モノによっては日本より安そうです。

スウェーデンでは、

アルコール中毒者や未成年者の飲酒が社会問題化したという経緯から、

1955年から、この「システムボラーゲット」が登場したそうです。

日本でも、「虚無の酒」とも呼ばれる

ストロング系アルコール飲料が問題になりましたが、

アルコールは適量を、歴史や文化も含めて、

ゆっくり味わいたいものです。

日本では何かと話題のセブンイレブンでも、

ライトビール(3.5%未満)は売られていました。

食品はサンドイッチ、ホットドッグ、サラダ程度だったので、

日本のコンビニのありがたみを、改めて感じました。

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