「パラアウト」とは何なのか?(理想の音像を追求するアーティスト達)

オケ(カッコよく言うと「Track」笑)を使ってライブをするアーティストは、

誰しも一度は「2mix」でやるか「パラアウト」でやるか

考えるものです。

ツアー中、「彼」がさかんに言っていた「パラアウト」とは何なのか?

説明してみたいと思います。

皆さんが普段聴いているのは「2mix」

あなたが音楽を聴いている時、

歌パートだけボリュームを上げたいと思っても

できませんよね?

それは、「L」と「R」という2チャンネルに

歌やドラムやギター、ピアノと、

全ての音が入った状態になっているからです。

あなたができるのは、曲全体の音量を上げ下げすることだけです。

この状態を「2mix」と呼びます。

iPodで再生できるのは「L」「R」の「2mix」

バラバラに調整できるのが「パラアウト」

一方、各楽器の音をバラバラに調整できるのが「パラアウト」です。

例えば、ドラムの音だけ大きくしたり

ギターの音色を変えたり。

バンドのステージ上をイメージしてみてください。

上手にギタリスト、

下手にベーシスト、

奥にドラムセットがあって、

真ん中にボーカル。

それぞれがバラバラに出している音は

音量や音色を調整され、

最終的にライブハウスのスピーカーを通して

皆さんの耳へ届いているのです。

これをオケでやるのが、「パラアウト」です。

「ドラムの音だけのデータ」

「ベースの音だけのデータ」

「ギターの…」等々、

を準備しておき、

ライブ当日、ライブハウスに合わせて調整します。

ライブハウスによって鳴り方が違うので、

その場所場所に合わせて、最適なバランスを取ることが可能となるのです。

それぞれのツマミに「ドラム」「ベース」「ギター」の音が割り当てられていて、バランスを調整します

ちなみに、JESTIVALは「2mix」を使ってライブをしています。

「音像」を追求したら「パラアウト」の方がいいんじゃないの?

次は「パラアウト」のメリット・デメリットをお話したいと思います。

「パラアウト」とは何なのか?(理想の音像を追求するアーティスト達)」への1件のフィードバック

  1. yuki さんの発言:

    聞き手の場所にもよるのでしょうか?
    ある場所ではボーカルの音が耳を塞ぐほど気持ち悪かったのです。
    段差、天井などの反響にもよるならば難しいものですね。

    返信

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