少し前のことだけど、忘備録として書いておきます。
2016年12月にMacBookProを新調しました。
それに伴ってDAWソフト「Ableton Live」を8から9へアップデートしました。
前のMacでは8までしか対応しておらず、逆に新しいMacでは9しか対応しないので、Mac更新に合わせた必然のアップデートとなりました。
正直、8でも特に不便はなかったので、8が使い続けられるならそのままにしてたかもしれません。でも、9になって新機能が追加され、結果、アップデートしてよかったと思ってます。
自分の中で一番助かったのはRMSメーター。
これがAbleton Live 8のメーター。
こちらがAbleton Live 9
9はメーター表示が薄い部分と濃い部分の二段階表示になってるのがわかると思います。
薄い部分がPeakメーター 実際に出ている音量
濃い部分がRMSメーター 人間の聴感上に近い音量
8ではPeakしか表示されなかったのが、
9では両方表示されるようになりました。
人間の感覚なんてアテにならないもので、ずっと音を聞いてるうちに音量の正しい判断なんてできなくなってくるものです。
Peakメーターは実際に出力されている音量を表示しますが、人間が感じる音量とはギャップがあるので、あまりアテになりません。
RMSメーターは聴感上聞こえている音量に近いレベルを表示してくれるので、ある程度これを頼りにして音量バランスを調整することができます。
もっとも、こういった作業を生業にしてる人にとってはあまり必要ないのかもしれませんが、自分の楽曲を仕上げるために必要に駆られてミックス作業をやってる程度のレベルの自分にとっては非常に助かりました。
ミックス作業については最近ようやく少しわかってきました。2015年12月から2016年12月まで毎月がむしゃらに新曲を発表してきましたが、その間いろいろ試行錯誤してきた成果だと思います。今聞くと、とんでもない音してるな…って曲もありますが。
そこで得たノウハウを過去の曲にも適用したくて、ライブ用の同期トラックを手直ししました。これが最近部屋にこもりっきりでやっていた作業内容です。正直、違いが伝わるかどうかわからないレベルのことだと思うので、自己満かもしれませんね。でも、確実に良くなったと思います。
次回、書く機会があれば、この「-6.0db」の方法論について書いてみたいと思います。