2023.12.02
「クララ生誕祭」西九条BRAND NEW(大阪)
もともと7月開催予定だったライブを、ようやく開催することができました。
毎年恒例の10月イベントが大阪で既に決まっていて、
5月頃には11月の札幌、12月の仙台も決まってました。
なので、本当は9月あたりに開催できればよかったかもしれないけど、
なかなかそう上手くもいかず。
スケジュールがタイトになってしまったけど、
付いて来てくれてありがとうございました。
初めてライブに来る方は、ワンマンの方が来やすいのかなーなんて思って、
今年はできる限り、各所でワンマンをしてきました。
ワンマンをやるにあたって、
普段の30分の対バンではできないような曲も盛り込んで、
[GALAPAGOS] [DMer]という、2つのアルバムをテーマに開催してきました。
まだ仙台が残っているものの、
今年は本当に、やり残すことがないように活動させてもらいました。
逆に言うと、これ以上できることは、もう残ってないかな。
No pain, no gain.
痛みのわりに、得たものは少なかったかもしれない。
それでも、初めてライブに来てくれた方がいたり、
福岡や札幌みたいに、遠くまで行ったからこそ会えた方もいたり、
やらないとわからないこともたくさんあったので、
後悔は何もありません。
みんな、色々考えて会いに来てくれてるんだなーと思った。
時間もお金も使って、
今、目の前にいてくれるんだから、
それだけで十分伝わってるから、
だから好きなように楽しんでくれたらいいんだよ。
昔、レコーディング作業を専門の方にお願いしたことがあった。
僕が気になってる部分を、特に気にしてない様子だった。
プロとして、効率的に仕事をすすめるためには、
あまりに小さな部分だったんだと思う。
まぁ、自分は「作ってる側」だからこそ、
細かい部分まで把握してるってのもあるだろうけど、
「自分の音楽を自分以上に大切にしてくれる人はいない」とその時思った。
でも、違ったかもしれない。
みんな、僕より僕が言ったことを覚えてるし、
みんな、僕より面白い曲の解釈をしてくれるし、
みんな、僕より僕の曲をヘビーローテーションしてくれてる。
そんなみんなが、「こんな小さなライブハウスでやってた時から見てるんだよ」と
胸を張れるように、報われるように、
できる限りのことをしていきたい。
残念ながら数字は残酷で、
どんなに愛してくれても「1人」とカウントされてしまいます。
温暖化のせいで、海面が数メートル上昇すると、
沈んでしまうという国があります。
いまいち現実味がなさそうで、
でも、確実に迫り来る喫緊の課題。
そんな感覚。
このままでは本当に危ない。
純度100%の大切な場所を失わないために、
1人でも多くの人に届くように、
そして、みんなが何も背負わず、
気楽にテーマパークへ遊びに行くように、
もっと与えられる存在になりたいです。
私の願いはただ1つ。
クララさんが心からライブを、音楽を発信することを楽しんでやってくれること。
みんなの気持ちに応えてくれようとするあまり、気負い過ぎないでくださいね、無理しないでくださいね。
クララさんが楽しい!と感じて発信した音楽は間違いなく私の魂に届いて笑顔にしてくれていますから。
だから、ありのままのクララさんの感性を信じて進んでください。